解体工事
当社は橋梁工事を専門とする一方で、橋梁の解体工事にも積極的に取り組んでいます。解体工事は、老朽化や改修の必要がある橋梁の撤去から始まり、環境に配慮した解体プロセスを通じて安全かつ効率的に行われます。我々の解体チームは、経験豊富な専門家によって構成され、最新の解体技術を駆使して作業を行います。また、解体後の廃材の適切な処理とリサイクルにも力を入れ、環境への負荷を最小限に抑えます。橋梁の解体工事においても、私たちは高い品質と安全性を確保し、地域社会の発展に貢献しています。
解体方法について
ブレーカー工法
油圧ブレーカーと呼ばれる重機を使用してコンクリート構造物を粉砕します。油圧ブレーカーは、高い打撃力を持つハンマーのような装置で、コンクリートやアスファルトを迅速かつ効果的に破壊します。
作業の流れとしては、まず重機を橋の解体現場に配置し、ブレーカーの位置を調整します。その後、橋の構造部分に対して連続的に打撃を加え、コンクリートを破砕していきます。この方法は、特に頑丈なコンクリート構造や大型の橋の解体に適しています。
ブレーカー工法の主な利点は、解体作業が迅速で効率的に進行することです。また、他の解体方法に比べて騒音や振動が比較的少なく、周囲の環境への影響も軽減されます。
カッター工法
ダイヤモンドブレードを装着したカッター機を用いてコンクリートやアスファルトを切断します。カッター工法は、特定の部分を正確に切り離すことができるため、部分的な解体やリノベーションに非常に適しています。
作業の流れとしては、まずカッター機を対象箇所に設置し、設計図面に基づいて切断ラインを設定します。その後、機械を操作してコンクリートを滑らかに切断し、不要な部分を取り除きます。
ワイヤソー工法
切断対象の箇所にワイヤーを設置し、ガイドプーリーを使用してワイヤーの経路を確定します。次に、モーターを起動してワイヤーを高速で回転させ、対象物を切断します。この方法は、大規模な構造物や厚みのあるコンクリート部分にも対応でき、非常に精密な切断が可能です。
ワイヤソー工法の主な利点は、騒音や振動が少なく、周辺環境への影響が最小限に抑えられる点です。また、切断面が非常に滑らかであるため、後続の工事が容易になります。さらに、水中や狭い場所でも適用できるため、さまざまな条件下での橋の解体に適しています。
圧搾工法
解体対象の構造物に油圧ジャッキやプレス機を設置します。次に、油圧を利用して機械を操作し、コンクリートや鉄筋を徐々に圧縮して破壊します。この過程で発生する破片は比較的少なく、整然とした解体が可能です。
圧搾工法の主な利点は、騒音や粉塵の発生が少なく、周辺環境への影響を最小限に抑えられることです。また、高い精度でコンクリートを破壊できるため、後続の作業もスムーズに進行します。さらに、安全性が高く、作業員のリスクも低減されます。
ウォータージェット工法
ウォータージェット工法は、橋の解体工事において精密かつ環境に優しい手法として広く利用されています。この方法では、高圧水流を使用してコンクリートや鉄筋を切断します。ウォータージェットは、非常に細いノズルから超高圧の水を噴射し、対象物を削り取るように切断します。
作業の流れとしては、まず解体対象の箇所にウォータージェット装置を設置し、切断ラインを設定します。次に、高圧水を噴射しながらコンクリートを切断します。この過程で、鉄筋も同時に切断できるため、複雑な構造物の解体にも対応できます。