コンクリート工事

伊藤建設株式会社は、最新のPC工法(プレストレスト・コンクリート)を駆使し、通常の鉄筋コンクリートよりも優れた強度と耐久性を持つコンクリート工事に取り組んでいます。我々の施工は、重量の荷重にも抵抗できるため、安全性と信頼性において高い評価を得ています。PC工法は、事前に張り付けたプレストレスト鋼材によってコンクリートを圧縮することで、強度を向上させる革新的な手法です。この技術を活用することで、建設物の耐久性が向上し、地域のインフラの安定性と持続可能性を確保しています。伊藤建設は、常に最新の技術を駆使し、安全かつ効率的な建設を提供することで、社会に貢献しています。

PC工を使った製法

当社ではPC工(プレストレスト・コンクリート)を用いた製法を採用し、通常の鉄筋コンクリートに比べ、より重量の荷重にも抵抗できる構造を実現しています。この工法では、コンクリートに高張力のプレストレス鋼線を組み込み、強度と耐久性を向上させています。これにより、橋や建築物などの構造物はより大きな荷重に対応し、安全性を確保します。また、PC工は施工時の効率性も高く、建設プロセスをスムーズに進めることができます。

PC橋梁の架設工法

固定支保工法

固定支保工法は、橋のコンクリート工事において広く用いられる安定した支持方法です。この工法では、橋の支柱や橋台を地盤に固定し、地震や風などの外部の力に対して安定性を確保します。支柱は地中深くに打ち込まれた鉄筋コンクリートの基礎によって支持され、橋台は地上に設置されたコンクリートブロックや鋼材を用いて安定性を確保します。この工法は、橋の耐久性や安全性を高めるだけでなく、施工が比較的容易で効率的です。また、地形や地質条件に応じて適切な支持構造を選択することができるため、様々な環境下での橋の建設に適用されています。

クレーン架設工法

大型のクレーンを使用して橋の梁やセグメントなどの建材を架設します。まず、橋の建設現場にクレーンを据え付け、その後、梁やセグメントをクレーンのフックやリグで持ち上げ、所定の位置に設置します。クレーンの利用により、大きな建材を短時間で正確に設置することが可能となります。また、高所や川などの難所でも作業が行えるため、建設現場のアクセス性が低い場所でも効率的な工事が可能です。

架設桁架設工法

架設桁架設工法は、橋のコンクリート工事において高い効率性と精度を誇る工法です。この方法では、先に仮設の架設桁を橋の建設予定地に設置し、その上に橋桁やデッキを配置していきます。架設桁は強固な鋼材で作られており、建設中の橋の重量を一時的に支える役割を果たします。

作業の流れとしては、まず架設桁を地上や橋脚に固定し、その上に橋桁を順次運搬・設置していきます。これにより、高所作業のリスクが減少し、作業の安全性が向上します。また、架設桁を使用することで、橋桁の位置や水平を正確に調整することができ、完成度の高い構造を実現します。

張出架設工法

張出架設工法は、橋のコンクリート工事において特に長大橋や高架橋の建設に用いられる高度な工法です。この方法では、橋脚から片側ずつ橋桁を張り出しながら設置していきます。具体的には、橋脚の上に設置された仮設の作業床から、セグメントと呼ばれる橋桁の部分を順次コンクリートで打設し、次にその上に新たなセグメントを追加していきます。

張出架設工法の最大の利点は、支保工や足場をほとんど使用せずに高所作業を進められる点です。これにより、川や谷、交通の多い道路上などの難所でも効率的かつ安全に工事を進めることができます。また、橋桁をバランス良く張り出すことで、橋全体の安定性を保ちながら作業を進行させることができます。

S.P.C.工法

S.P.C.工法(Segmental Precast Concrete工法)は、橋のコンクリート工事において効率的かつ高品質な施工を実現する先進的な工法です。この方法では、橋の各セグメント(部分)が事前に工場で製造され、現場で組み立てられます。事前に製造されたセグメントは、品質管理が徹底されており、精度の高い製品が得られます。

現場では、クレーンを使ってセグメントを所定の位置に配置し、接合部分を高強度の接着剤やポストテンションケーブルで固定します。これにより、セグメント間の強固な結合が実現され、橋全体の耐久性と安定性が向上します。

S.P.C.工法の主な利点は、工期の短縮と品質の向上です。工場でのセグメント製造により、天候の影響を受けずに作業が進行し、現場での作業時間が大幅に短縮されます。